■はじめに
ゆとり社員がやってきた。
■2008年は日本の産業界にとって大きな分岐点となる年かもしれません。
ここでなんらかの有効な手立てを講じることができた会社と、なにもしない会社とでは、
5年後・10年後には天と地ほどの差がでていることでしょう。
■ほかでもありません。
2008年は「ゆとり第一世代」の大卒社員が入社してきた年なのです。
この「ゆとり第一世代」の定義については諸説ありますが、わたしは1985年生まれを
「ゆとり第一世代」と位置づけています。彼らが小学校に入学した1992年から学校週休二日制
の段階的導入がはじまり、実質的なゆとり教育がスタートしました。
■そして、高等学校における改訂学習指導要領が実施されたのが、2003年。この年に
高校に入学した1987年生まれの大学生はすでに就職活動を開始しています。これまで、
教育の現場でのみ問題視されてきた「ゆとり世代」がいよいよビジネスの現場にまで
進出してきたのです。
■「ゆとり世代の問題点として「学力の低下」が挙げられますが、これは比較的対応可能
な問題です。
彼らの中にも、優秀な人材はたくさんいますし、中学・高校時代からパソコンや携帯電話に
接してきた彼らは、我々以上に高い情報収集能力をもっていたりするものです。
それより大きな問題は、ゆとり世代の社員たちと世代間のギャップ。そして、彼らを
「いかに上手にマネジメントしていくか」ということです。
■これはわたしが、多くの企業をコンサルティングしてきた経験から語れることですが、
ゆとり世代の若者は、人生観も、仕事観も、コミュニケーション能力も、あらゆる面で上の
世代とは大きく異なっています。
30~40代の世代がもっている常識は、ほとんど通用しないと思ったほうがいいでしょう。
だからといって
「最近の若い者は何を考えているかわからない」
「ゆとり世代は困ったものだ」
と愚痴をこぼしても状況は何も変わりません。
変わるべきはあなた、つまり「上司」なのです。
プロフェッショナルの上司になろう
■優秀なプレーヤが監督に。プロ野球型マネジメントは通用しない。
プロの上司に欠かせない2大スキルとは?
■それは「ほめ方」と「叱り方」
■効果のない
「ほめ方」と「叱り方」
・契約を取ってきた部下を「よくやった!偉いぞ!」とほめる
・丁寧な報告書をあげてきた部下に「さすがだな」とほめる
・成績が伸びない部下を「もっと気合いを入れろ!」と叱る
・ミスをした部下を「なんでこんなミスをするんだ!」と叱る
戦略的な人材育成とはなにか
「個人的ストーリー」を語ることが、部下を育てる手段ではない。
必要なのは、汎用性高い「教科書」。
人の心は変えられない。人の”行動”を変えよう
・結果とは「行動の積み重ね」
・人の心は変えられないが、行動を変えることはできる。
プロの上司はナビゲート役に徹する
・上司の仕事とは「部下が喜んで仕事する環境をつくること」である。
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